『何事も単純に考えなさい。
心の平安を勝ちとろうとあくせくしてはいけない。
あわてなければ、心は自然と静まる』
フランシスコ・サレジオ
考えすぎるのはよくないのかもしれません
シンプルに、落ちついて考えられればいいのでしょう
幸せのヒント 「悪い考えをしない」
自分の問題をよく考えるのはいいことです。
でも、あれこれ考えすぎると、つい悪い考えをしがちです。
物事を悪く悪く受け取ってしまう
人のことを悪く悪く考えてしまう
先のことを悪く悪く想像してしまう
悪い材料を付け加えて考えるごとに、自分の頭の中で問題は大きく複雑になり、困難に思え、悩ましくなるでしょう(冷静にいい考えができる人もいるでしょうが)。
余計なことは考えずに、シンプルに考えたほうがいいことも多いのではないでしょうか。
また、解決を急いであわてては、いい考えはできないでしょう。
あせらずに、悪い考えをしないように心がければ、心(悪感情)は時とともに自然に静まるでしょう。
『たびたび井戸から水を汲むと、必ず濁る。
同じように、物思いをすればするほど心は乱れる』 中国のことわざ
悩みを抱えていても、あまり考えすぎないように心がけて、落ちついてシンプルに考えられるといいのでしょう。
『イマイチの人は問題の解決法を頭の中だけで巡らせるが、
頭のいい人は、すべての問題点や答えを書きだして
整理しながら考える』 小泉十三
『諸君が困難に会い、どうしてよいか全くわからないときは、
いつでも机に向かって何かを書きつけるのがよい』 小泉八雲
難しい問題は紙に書いて考えるようにしてみるといいのでしょう。
『第一の事を案じ定めて、その外は思ひ捨てて、一事を励むべし』 吉田兼好
『私は何か問題を考えたい時、心の引き出しを一つ開ける。
問題を解決するとその引き出しを閉め、また次には別のを開ける。
眠りたい時には全部の引き出しを閉める』 ナポレオン
また、複数の問題や複雑な問題があっても、一つ一つ考えることが大事なのではないでしょうか。
記事
「「考えすぎ」が不安や苦しみを生む。悩みすぎない思考を身につける3つのヒント」(ライフハッカー)
「他人からどう思われるか不安...カウンセラーが語る「考えすぎ」の抜け出し方」(PHPオンライン衆知)
「ネガティブ思考になりがちな人に。「考え過ぎ」を止める4ステップ」(ライフハッカー)
「人の悩みは結局1つ? 松下幸之助が説いた「割り切る」心の持ち方」(THE21 Online)
本
『「悩み上手」「悩み下手」』大野裕
『悩む力』姜尚中
『道は開ける』デール・カネギー
『考えすぎない』本多時生
◇ more hint! 「問題解決のヒント」