『崇高なことをなしとげようとすると
必ずリスクがともないます。
リスクを負うのを恐れる者は、
崇高なことをなしとげようと期待してはなりません』


オグ・マンディーノ

リスクの恐れか、希望や期待か、
どちらを選んだほうが自分にとって幸せなのか

幸せのヒント 「リスクはつきもの

 『人間は、もし成功を願うならば、
  それ相当の自己犠牲を払わなくてはなりません』 ジェームズ・アレン

 『事業に百パーセント安全なものはない。
  またリスクのない決定は決定とはいえない』 立石一真

 価値あるものを得るためには何かしらリスクが伴うのでしょう。

 『何のリスクもない決断には、
  勇気も、心づかいも、熟考も、大して必要ではない。
  すなわち、勇気や、決断できる能力は、それ自体が評価に値する』
                   ゲイル・リンデンフィールド

 『リスクを負うには、自分自身への信頼と、
  まちがいをおかす覚悟が必要だ』 シェリー・カーター・スコット

 リスクを覚悟した上で、決断することが大事なのでしょう。

 『問題は、リスクを負わないと、
  さらにリスクが大きくなるということだ』 エリカ・ジョング

 『積極的にリスクを負うことは
  未来のリスクを最小限にすること』 羽生善治

 何もしないことが最大のリスクにならないように気をつけたほうがいいのではないでしょうか。

 何か価値があるものを得ようとすれば、そこにはたいていリスクが伴います。努力してもうまくいかないこともあるのです。
 でも、リスクを怖れて何もしなければ、何も得られないのです。
 たとえば、夢や目標をもって努力しても失敗することもあるのです。でも、失敗を怖れて何もしなければ、それなりに大きな幸せを得られることはめったにないでしょう。
 たとえば、愛の行為を実践しても相手に伝わらなかったり拒絶されたり、愛が報われないこともあるのです。

 確かに、失敗を考えると怖ろしい気もちになるでしょう。
 でも、致命的な失敗はめったにないのです。一時の失敗は人生という長い目で見れば、「いい経験」になるはずです。
 失敗を怖れてばかりいると、何も得られないだけでなく、自分を弱くしてますます失敗が怖くなって何もできなくなるのではないでしょうか。それでは、ジリ貧になり、大きい不幸を招くことにもなりかねません。何もしないリスクもあるのです。

 「失敗することもあるけど、うまくいくかもしれないじゃないか」のように、時にはリスクを覚悟してチャレンジできるようになるといいのではないでしょうか。
 そのために必要なのは“勇気”かもしれません。
 「それに少なくともいい経験になる」「いい経験をするつもりで」と考えるのもいいでしょう。


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