『結婚の幸福は、
些細な心づくしの集積によって得られるのだ。
この事実に気づかない夫婦は、
 不幸な結婚生活を送らねばならないだろう』


デール・カーネギー 『人を動かす』(創元社)より

幸せのヒント 「些細な心づくし

 『自分の商売や出世のためだったら、だれでもけんめいになっている。
  しかし一般に、自分の家で幸福になるためにはなにひとつしない』 アラン

 『二度とない人生だから まず一番身近な者たちに
  できるだけのことをしよう』 坂村真民

 結婚生活では、相手へのやさしさ思いやりに基づくちょっとした行為の積み重ねが大切なのでしょう。
 まわりの人を大切にすることは、自分の幸せのためでもあるのです。

 『いつも感謝の気持ちを持ち、それを口にすることは、
  長く幸福に生きるもっとも確実な方法でもある』 サイモン・レイノルズ

 『朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし』 伊達政宗

 たとえば、「ありがとう」と言う相手をほめるというようなことが大きいのだと思います。

 『こころは 言葉や態度によって表さないかぎり
  相手に伝わらない』 山崎房一

 感謝の気もちを力に言動として表せるようになれたらいいのではないでしょうか。

 結婚生活が不幸だとしたら、互いの心づくし(心をこめてすること)が足りないのかもしれません。
 些細なことでも、心が伝われば、幸せを感じられるのではないでしょうか。

 ところが、ささやかなことに価値を見出せない人もいます。
 また、幸せを感じることの価値を知らない人もいます。
 特に男性には、大きい事にしか価値を考えられない人、幸せを感じることに無頓着な人が多いようです。

 結婚する目的は、人それぞれにいろいろあるのでしょうが、つまりは「幸せになるため」ではないでしょうか。
 幸せな結婚生活・家庭生活を送りたいのなら、生活の中で幸せを感じられることが肝心です。
 家族が互いに幸せにし合えたら、いちばんいいのでしょう。

 相手を幸せにするためには、愛する気もちや感謝の気もちを言葉や行動に表せばいいのです。
 人を幸せにする方法はたくさんあります。相手を幸せにすることを考えれば、きっと見つかるはずです。

 幸せを感じるためには、ささやかなことでもいいのです。その積み重ねが幸せな生活につながるのだと思います。
 家族の幸せを考え・実践することが「自分の幸せ」と思えるようになれば、幸せになれるのではないでしょうか。


人を動かす』デール・カーネギー

   

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