『人間の価値判断は無条件に、
幸福の願望に導かれている』


フロイト

自分の幸せにつながることが、
自分にとって価値があることなのでしょう

幸せのヒント 「快感原則・幸福原則

 『心的活動は、不快を避け、快を得ることを目的とする』 フロイト

 『人間の行動は知的な計算ではなく、
  苦痛と快感という本能によって決まる』 アンソニー・ロビンズ

 人間は、快感・幸せを求め、不快・苦痛・不幸を避けるようにできているのでしょう。

 『すべての人間は、幸せを求め、苦しみを避けようとする
  性質を生まれつき持っています』 ダライ・ラマ14世

 快楽・幸せ(苦痛・不幸)は、行動の動機であるとともに、行動の結果・評価でもあるのでしょう。

 『快楽は体への褒美で、苦痛は罰。
  幸せは心への褒美で、不幸は罰』 本多時生

 『不愉快を感ずることも
  われわれは自分の役に立てねばならない。
  それも生の一部分、いや、大部分なのであるから』 ゲーテ

 幸せを感じられることを一つ一つ増やしていき、不幸を感じることを減らしていけたらいいのではないでしょうか。

 『幸福とは、そのまま変わらないで欲しいような、
  そのような状態である』 フォントネル

 『何をどれだけ持っているかではなく、どんな気持ちでどんな生活をしているか、
  それが人の幸福を決めるのです』 ドロシー・ロー・ノルト

 幸福とは、人間にとって望ましい心の状態。
 どんなに幸せそうに見えても、本人が幸せを感じていなければ、その人は幸福ではないのです。

 『人間の価値判断は無条件に、幸福の願望に導かれている』 フロイト

 『幸せをつかみ、幸せを保ち、幸せを取り戻すことが、
  実はすべての行動の隠れた動機である』 ウィリアム・ジェームズ

 幸福とは、人間の無条件の願望であり、すべての行動の動機である。
 人間は、幸福になるように(不幸にならないように)する幸福原則(不幸原則)に従って生きているとも言えるでしょう。

 『人間だれ一人として幸福を求めないものはない』 ヒルティ

 みんな幸せを求めて生きているのだと思います。人のすることは、何らかの幸せ(不幸でない幸せも含めて)につながるのだと思います。
 ただ、幸せを直接求めて努力している人は比較的少ないでしょう。

 『人生の目的は、幸せになることです』 ダライ・ラマ14世

 人間は(無意識に)幸せを求めて生きるようになっている、と考えられるのでしょう。
 その他の人生の目標(たとえば、いい成績をとる、いい学校・いい会社に入る、出世・成功する、いい人との出会い・恋愛・結婚を望む、マイホームなどの物を得る、お金を貯める・・・)はすべて、幸せになるための手段と考えられます(手段と目的)。

 人生の目的なんのために生きるのかの答え)は、人それぞれにあっていいのです。「自分は○○のために生きたい」と思えるのなら、何でもいいと思います。
 その中で、人間誰もが共通してもてる人生の目的が「幸せ」なのでしょう。

 人生の目的を果たしたいと思うのなら、「幸せになろう」という目的意識(もしくは目標)をもって、実際に幸せになるための努力をしたほうがいいのではないでしょうか。
 「できるだけ不幸にならないようにし、少しでも幸せになれることをしよう」と考え、そのために具体的に活動できるようになるといいのです。


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