『愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない』
エーリッヒ・フロム
『愛するということ』(紀伊国屋書店)より
幸せのヒント 「愛は能動的な活動」
「愛されている」という感情もあります。それは幸せの一つです
「愛している」という感情もあります。それも幸せの一つです
「愛されるのを待つ」というのは、受動的な活動でしょう
心の中に愛する思いがあっても、相手に伝わらなければ、ないのとあまり変わりありません。
幸せになるためには、愛する思いを行為によって相手に伝えることが大事なのでしょう。
愛を行為によって表すことで、相手を幸せにし、自分も幸せになれる。
それが能動的な(自ら幸せになるための)愛(の活動)なのではないでしょうか。
『愛は行動を伴うもの』 マザー・テレサ
愛の行為を実践することが肝心でしょう。心の中に愛があっても、言動に表さなければ、相手も自分も幸福にできません。
行動することの価値を考え直してみるといいのかもしれません。
『愛は信頼の行為である。
神が存在するかしないかはどうでもよい。
信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。
たいした理由はない』 ロマン・ロラン
『愛することは、信じることの片半分だ』 ユゴー
相手を幸福をしようと思ってしたことが、うまくいかなかったり拒絶されることもあります。(愛の行為? 大きなお世話?)。
愛する相手を信じて勇気をだして行動することが大事なのではないでしょうか。
「愛される」かどうかは、相手しだいです。
自分を幸せにしてくれる人がいないといけないし、その人にその気もちがなければなりません。
その人に自分を幸せにする力があるかどうかも問題です。
いずれにしても人任せでは、いつ幸せになれるかわかりません。
また、「愛されていない」と不幸になるのもよくありません。
「愛される」ことが幸せということは、人を愛することは相手を幸せにすることです。
そして、人を幸せにすることは自分の幸せです。
人を愛することは自力の幸せになる方法です。
本
『愛するということ』フロム
記事
「究極の問い「愛される」or「愛する」…結局、幸せになれるのはどっち?」(PROLO)
「どっちがいい?」(マイナビ)