『美しいと 思う心が 美しい』

相田みつを

幸せのヒント 「感じられる心

美点に気づき、感じられる心が尊いのでしょう
濁った心では、美しいものは見えにくいのかもしれません

いい所に気づき、素直に、
「いいなぁ」「うれしい」「よかった」「楽しい」
「美しい」「美味しい」「幸せ」などと考えられれば、
それを心地好く(幸せに)感じられるでしょう。

 このような働きによって、幸せを感じられる心をもてたらいいのではないでしょうか。
 「幸せと思える心をもった人が幸せなのだ」とも言えそうです。

 『美しいものを見つめることは、魂に作用する』 ミケランジェロ

 美しいもの(物・人・事)を見ると、ちょっと幸せな気もちになれ、心が浄化されるのでしょう。
 反対に、幸せな気もちの時には「美しい」と思いやすいということもあると思います(「幸福」と「美しい」)。
 でも、中には美しさを感じにくい人もいるでしょう。

 『いかなる自然の中にも美を認め得ないものは、
  その人の心に欠陥のあることを示す』 シラー

 美しいものを感じるためには、その能力が必要でしょう。
 能力は、使わなければ衰え、使い続ければ維持でき、工夫しながら使えば向上できると思います。
 美しいものを見つめようと心がけることを続けることで、美しいものに感動する心を磨けるといいでしょう。

 『美しいと 思う心が 美しい』 相田みつを

 美しいものに感動できないのは、愛の心が足りないからかもしれません。
 愛の基本は「美点に目を向ける」ことです。「愛しているから美しく見える」ということもあると思います。
 愛するためには、まず関心をもつことです(関心は愛のバロメーター)。
 相手をよく見て、相手の美点に気づき、「いいなぁ」と思い、好きになれるといいのです。

 美しいものはいろいろあります。
 花や鳥や風や月や山や川や海などの自然、美術や芸術、人の善い行い、(愛のある)人の心、真実・・・。
 「いいなぁ」「美しいなぁ」と、一日の中で数回かでも感じられるようになるといいのでしょう。

 『世の中で一番美しいことは、
  すべてのものに愛情をもつことです』 福沢諭吉

 すべてを愛する美しい心をもてることが理想でしょう。

この世はすべて美しい (お釈迦様)  すべてのものは好好

 美しいもの(物・人・事)を「美しい」と思える、いいことを「いいなぁ」と思える、幸せなことを「幸せだなぁ」と思える、そういう心をもてるように努力することが大切でしょう。
 生きていく中で出会うもの(事・人・物)一つ一つを大切にできるようになれたらいいのではないでしょうか。

 美しいもの(物・人・事)を見て、ちょっと幸せな気もちになれることがある、という人は多いでしょう。
 美点に目を向け、その美しさを心で味わうことは、幸せを感じる方法の一つです。

 たとえば、自然の美を見る、美術や芸術を見る、美しい人を見る・・・。
 人間としての美しさ・醜さは容姿よりも、その人の言葉・振る舞い・行動・生き方によるものです。
 それらはその人の美しい心思いやりやさしさ)が表出したものです。

 美しいものを感じるためには、その能力が必要でしょう。
 たいていの能力は、使わなければ衰え、使い続ければ維持でき、工夫しながら使えば向上できます。
 「美しいものを見よう」「美点に目を向けよう」と心がけることを続けることで、美しいと思える心を磨いていけるといいでしょう。

 美しいものに感動できるために必要なのは、“素直な心”ではないかと思います。
 人間はもともと感動できる美しい心をもっているのです。余計なことを考えるから素直に感じられないのです。

 自分の生活の中に美を取り入れることで、もっと幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。


人はなぜ「美しい」がわかるのか』橋本治

more hint! 「美点に目を向けよう

   

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